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トルコの首都アンカラで21日、与党AKP=公正発展党の臨時党大会が開かれ、エルドアン大統領がユルドゥルム首相に代わって党首に選出されました。


憲法改正の是非を問う先月の国民投票の結果、大統領が中立の立場を離れて政党の党首を兼ねることができるようになったもので、エルドアン大統領は「トルコ国民が下を向かずに、背筋を伸ばして国内外の敵と向き合うようにしたい。すべてのテロ組織との戦いを続けていく」と述べ、より強い大統領権限のもとで対立する勢力を封じ込め、国内の安定を図る姿勢を示しました。


トルコは、シリアで過激派組織IS=イスラミックステートと戦うクルド人勢力がアメリカから供与された武器でトルコに矛先を向けるのではないかと強く警戒しており、シリア国境に沿って大規模な部隊を配備したばかりです。


エルドアン大統領は「トルコに武器を向ける者を少しでも許すことはない。ISやクルド人勢力などテロ組織の力を削げば、トルコは外交でも大きな力を持つことになる」と述べ、軍事力の行使も辞さない姿勢を改めて強調しました。