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アメリカのマティス国防長官は12日、議会下院の公聴会で証言し、書面で提出した声明で北朝鮮について「最も差し迫った危険な脅威だ」と指摘しました。そして北朝鮮に核弾頭を載せたICBM大陸間弾道ミサイルアメリカを攻撃する能力があるかどうかについては、「まだ持っていない」とする一方、これを獲得する前に食い止める必要があるという考えを示しました。
そのうえで、もし外交交渉が失敗して軍事力を行使することになった場合、どうなるのかという問いに対しては「われわれは必要な軍事力で対応しなければならないが、非常に深刻な戦争になるだろう」と述べ、強い懸念を示しました。


またダンフォード統合参謀本部議長も「戦争になればわれわれが勝利することは疑いがないが、この6、70年間では見たこともない犠牲者が出る」として多大な犠牲者が出ることは避けられないという見解を明らかにしました。トランプ政権は北朝鮮への対応で軍事力の行使も含めあらゆる選択肢を排除しない姿勢を示していますが、マティス長官はこれまでも繰り返し北朝鮮と戦争になった場合の深刻さを指摘し、外交による解決に向けたさらなる取り組みの必要性を強調しています。