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アメリカ国防総省は、ことし6月の米朝首脳会談を受けて北朝鮮との外交交渉を後押しするためだとして、ことし8月に予定されていた定例の米韓合同軍事演習など3つの演習を中止していました。

アメリカ国防総省は19日、声明を発表し、訪問先のシンガポールで会談したマティス国防長官と韓国のチョン・ギョンドゥ(鄭景斗)国防相が、12月に予定されているアメリカ軍と韓国軍の航空機による定例の大規模な共同軍事訓練、「ビジラント・エース」についても中止を決めたことを明らかにしました。

理由は北朝鮮との外交プロセスを続けるためとし、マティス長官は19日にシンガポールで会談した岩屋防衛大臣にも訓練の中止を伝えたということです。

トランプ政権は、北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長との2回目の首脳会談について、開催場所を数か所に絞り込んで最終調整を行っていて、北朝鮮が強く反発する米韓の共同訓練を中止することで北朝鮮との交渉を加速化させる狙いがあるものとみられます。

韓国と北朝鮮は先月の南北首脳会談の際、軍事的な緊張緩和を目指した合意書をまとめ、パンムンジョム(板門店)のJSA=共同警備区域で地雷を除去することを盛り込みましたが、韓国国防省の関係者は20日までに予定どおりに除去作業が完了したと明らかにしました。

また合意書には共同警備区域では地雷の除去完了から5日以内に、すべての武器と兵士が警戒に当たる歩哨所を撤収することも盛り込んでいます。

さらに将来的には、南北が武装せずそれぞれ35人以下で警備を行い、観光客が南北双方を自由に行き来できるようにするとしています。

一方で合意書では、軍事境界線の上空に民間機を除く飛行禁止区域を設けることや、非武装地帯のすべての歩哨所を撤収することも盛り込んでいます。

このため韓国国内からは、非核化に具体的な進展がない中、合意の履行を進めて防衛力を弱体化させるべきではないとの批判も出ています。

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