https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


ミャンマー西部ラカイン州では、先月、少数派のイスラム教徒、ロヒンギャ武装勢力が警察署などを襲撃したことをきっかけに、治安当局が1週間余りにわたり掃討作戦を続けています。


ミャンマー軍は、これまでの戦闘で、武装勢力を中心に400人近くが死亡し、ロヒンギャの村で2600棟以上の住宅が全焼したとしています。


この掃討作戦について、国連のグテーレス事務総長は「ミャンマーの治安部隊が行き過ぎた対応をしたという情報があり、深く懸念している。人道上の大惨事を防ぐために自制を求める」という声明を出しました。


現地では戦闘に関わっていないロヒンギャの住民にも被害が出ていて、UNHCR国連難民高等弁務官事務所は、1日までに推計で5万8000人以上が隣国のバングラデシュに避難したと明らかにしました。


国境付近の川では避難する途中に船が転覆して、幼い子どもや女性など40人が死亡したと見られるほか、バングラデシュ側にたどり着いても、多くの人が避難所に入りきれず野宿をし、十分な食料や医薬品も受け取れない状態で、人道上の懸念が高まっています。