https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


北朝鮮による核ミサイル開発問題について、ドイツのメルケル首相は10日の有力紙、「フランクフルター・アルゲマイネ」のインタビューで、「私たちに交渉参加への要請があれば、即座に応じる」と述べ、ドイツとして問題解決に向けた外交努力に関わっていくことへの意欲を示しました。


そしてメルケル首相は、ドイツを含む欧米など6か国とイランが結んだ核合意を例にあげて、「北朝鮮問題の解決でもそのような枠組みが考えられる。ヨーロッパ、なかでもドイツは積極的な役割を果たせるよう用意するべきだ」とも述べました。


ヨーロッパでは、北朝鮮がヨーロッパも射程に収める弾道ミサイル開発を加速させていることへの懸念が強まっていて、メルケル首相は、北朝鮮への制裁強化が必要だという考えを示す一方で、外交による平和的解決を繰り返し訴えています。


北朝鮮が今月3日に6回目の核実験を強行したことを受けて、アメリカは、国連の安全保障理事会北朝鮮に追加の制裁を科す新たな決議の採択を目指し、強力な制裁には慎重な中国やロシアとの間で水面下の交渉を行ってきました。


その結果、決議案を採決にかける会合が、現地時間の11日午後(日本時間の12日朝)に開かれることが決まりました。


この会合にかけられる正式な決議案では、アメリカが、6日にメンバー国に示した草案に盛り込まれていた北朝鮮への原油の輸出を全面的に禁止することは盛り込まれず、原油の輸出量に上限を設定する輸出制限に修正されていることがわかりました。


原油の禁輸については、過去に国連安保理で行われた制裁決議の交渉の際にも、アメリカが「北朝鮮の行動を変えさせる決定打だ」と主張してきたのに対し、供給元の中国とロシアは「北朝鮮の市民生活に与える影響が大きい」などと強く反対して実現しなかった経緯があります。


国連の外交筋は、「決議案は、採決当日に修正されることもある」と指摘しており、制裁の内容をめぐるアメリカと中ロの交渉はぎりぎりまで続くものと見られ、中国やロシアが、原油の輸出制限を受け入れるかどうかが採択の鍵を握りそうです。


アントニオ猪木参議院議員は、スポーツ交流を目的として、11日まで5日間にわたってピョンヤンを訪問し、滞在中、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の側近の1人で、党で国際関係を統括するリ・スヨン副委員長と会談しました。


帰国の途に就いた猪木氏は11日、経由地の中国・北京の空港で記者団の取材に応じ、リ副委員長が会談で、北朝鮮の核・ミサイル開発について、「われわれは開発を続け、最後の目標まで頑張る」と述べたということです。


これは、小型化した核弾頭を搭載するICBM大陸間弾道ミサイルの完成を急ぐ姿勢を強調したものと見られます。一方、日本と北朝鮮の関係について、猪木氏が、人の流れを止めてはならないという考えを示したのに対し、リ副委員長は、「まさに同感だ」と述べたということです。


猪木氏が、前の外相でもあるリ副委員長と意見を交わしたのは、1年前の去年9月に訪朝した際に会談して以来2度目で、猪木氏は11日、帰国する予定です。

#プロレス