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麻生副総理兼財務大臣とペンス副大統領による2回目の「日米経済対話」は、16日、ワシントンで開かれ、終了後、共同の成果文書が正式に発表されました。


それによりますと、アメリカが自動車を輸出しやすくなるよう日本が審査の手続きを簡単にする措置を検討するほかインフラ整備や天然ガスなどの輸出に向けて両国が協力することで一致したとしています。


さらに、検疫の問題から輸出できなかったアイダホ産のジャガイモと日本産の柿の輸出を双方が解禁するとしています。


一方、焦点の1つだった、日米のFTAについては、会合の中で、ペンス副大統領が改めて大きな関心を示したということですが、直接的な文言は盛り込まれませんでした。


アメリカは、NAFTA=北米自由貿易協定の再交渉などを優先しており、日本もTPP=環太平洋パートナーシップ協定で合意した多国間の枠組みを重視していることから、判断を先送りしたものと見られます。


また、日本政府がアメリカ産などの冷凍牛肉に発動している緊急の輸入制限、いわゆる「セーフガード」への対応についても触れられておらず、引き続き対応を協議することにしています。