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中東のサウジアラビアは、王位継承者のムハンマド皇太子が主導し、石油に依存した今の経済からの脱却を目指し、先端技術を使った製造業の創出などの構造改革を進めています。


ムハンマド皇太子は24日、首都リヤドで世界中から3500人を超える企業関係者などを招いた経済フォーラムでスピーチを行い、紅海に面した北西部の砂漠地帯に人工都市を建設する計画を発表しました。


人工都市はおよそ57兆円の巨額な資金を投じて建設されるもので、ロボット産業や再生可能エネルギーなど、世界中から先端産業の企業を誘致することで技術革新へ向けたさまざまな実験や開発などを進めてもらうという計画だということです。


ムハンマド皇太子は「この世界で何かを成し遂げたい人々の場所にしたい」と述べ、人工都市で新しい技術や産業が創出されることへの期待感を示しました。


発表にはソフトバンクグループの孫正義社長も同席していて、「次の一世紀を形作る都市になる」と述べたうえで、サウジアラビアの電力会社に今後、出資することで、人工都市に電力を供給するための巨大な太陽光発電所の建設を後押しするなど、計画に全面協力する考えを表明しました。