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また、アメリカと北朝鮮の間で緊張が続いていることについて、北朝鮮に責任があることは明白だとする一方で「最良の方法は紛争を防ぎ、北朝鮮に圧力をかけ続けることだ。戦争は大惨事であり、誰も望んでいない」と述べ、軍事攻撃には否定的な考えを示しました。


アメリカと韓国の定例の安全保障協議は28日、ソウルの韓国国防省で開かれ、アメリカ側からマティス国防長官、ダンフォード統合参謀本部議長、韓国側からはソン・ヨンム国防相、チョン・ギョンドゥ(鄭景斗)合同参謀本部議長などが出席しました。


北朝鮮への対応が議論され、両国はアメリカ軍の爆撃機や空母など戦略兵器の朝鮮半島周辺への展開が北朝鮮の挑発行動の抑止に役割を果たしているとして、拡大を図っていくことなど引き続き連携を強化することを確認しました。


アメリカ軍は北朝鮮情勢への対応にあたる第7艦隊の管轄海域に3隻の空母を展開させるなど活動を活発化させ、来月のトランプ大統領のアジア歴訪を前に外交・経済に加え軍事的な圧力も強める構えを見せています。


アメリカのマティス国防長官は28日、ソウルで開かれた韓国との安全保障協議のあと共同の記者会見に臨みました。


この中でマティス長官は、北朝鮮の核・ミサイル開発の進展で事態の緊迫性が高まっているという認識を示しました。
そのうえで「北朝鮮は幻想を抱くべきではない。北朝鮮は米韓同盟の相手にはならず、もし今のままの道を進むなら、北朝鮮はみずからの安全を低下させていくことになる。アメリカは北朝鮮の核を認めない」と述べて、開発の即時停止と非核化に向けた交渉に応じるよう強く迫りました。
そして、外交による解決が好ましく、外交力を発揮するためにも軍事的な備えが必要だとしたうえで「アメリカと同盟国に対するいかなる攻撃も打ち破る」と述べ、北朝鮮の攻撃には圧倒的な軍事力で対応するとしてけん制しました。


またマティス長官は軍事的な選択肢について「外交努力を補強するとともに脅威を抑止するためのものであり、北朝鮮の脅威を現実的に可能なかぎり低下させる多くの選択肢がある」と述べました。