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24日に行われたドイツの連邦議会選挙では、メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟が第1党の座を確保したものの議席を大きく減らし、一方で難民の受け入れに反対する新興の右派政党「ドイツのための選択肢」が第3党に躍進しました。


メルケル首相は25日、ベルリンの党本部で幹部会を開いたあと記者会見し「われわれが第1党となり、政権樹立の信託を受けた」と述べ、首相を続投し4期目の政権を維持することに改めて意欲を示しました。そのうえで今後の連立交渉については、伝統的に協力関係のある中道右派の「自由民主党」や、環境政策を重視する「緑の党」などと進める考えを示しました。


一方で躍進した「ドイツのための選択肢」についてメルケル首相は「キリスト教民主・社会同盟」からも100万人もの支持者が流出したとして「正しい政策を実行し様々な問題を解決することで有権者の支持を取り戻したい」と述べました。ただ「ドイツのための選択肢」が厳しく批判してきた寛容な難民政策について、メルケル首相は「正しい判断だった」と改めて正当化し、選挙結果を受けても難民を受け入れる基本方針は変更しない姿勢を示しました。