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日銀が28日に発表したことし4月から9月までの中間決算によりますと、大規模な金融緩和で国債ETFと呼ばれる上場投資信託などの買い入れを進めたことから、総資産は513兆4438億円となりました。


これは国の経済規模を示すGDP=国内総生産に匹敵する規模で、去年の同じ時期と比べて56兆円余り増えて、過去最高を更新しました。


一方、企業の最終損益に当たる「当期剰余金」は円安の進行で、保有する外貨建ての債券などを円に換算した価格が上昇したことや保有するETFの分配金が増えたことなどから、去年の赤字から一転して5502億円の黒字となりました。


また、決算には反映されませんが、日銀が保有するETFの含み益は株価の上昇で過去最高の4兆2710億円になっているということです。


日銀は2%の物価目標の達成に向けて大規模な金融緩和を続けていて、総資産は今後さらに膨らむ見込みです。


しかし、保有する資産が拡大すればするほど金融政策を正常化させるいわゆる「出口政策」に向かう際、資産を圧縮する場合の影響が大きくなることも懸念されており、日銀は今後、難しい政策のかじ取りを迫られそうです。

#経済統計#リフレ#アベノミクス