熊谷守一『へたも絵のうち』の絵画論は朗読にも通じる芸術論だ。「絵にも流行りがあって/その時の群集心理で流行りに合ったものはよく見えるらしいですね/(中略)そのものの価値とはちがう/やっぱり自分を出すより手はないのですね/何故なら自分は生まれかわれない限り自分の中に居るのだから」
— 渡辺知明 (@WATANABE_tomo) 2017年11月30日
昔、すばらしい歌手がいた。かつての録音をいま聴いても、その一節で涙が出るほど感動する。だが今はその人相にも語り方にも昔の面影はない。どんな経験がその人を変えてしまったのだろうか。歌のタイトルも詩も文学の魅力を表現したものだった。かつての繊細な感性はふてぶてしさに変わった。残念だ。
— 渡辺知明 (@WATANABE_tomo) 2017年11月30日
ことわざは対立の組み合わせだ。人相学の観点から言うと「人は見かけによるもの」である。人の見かけは年の取り方から評価できる。顔立ちというのは顔の造作ではなく、その人の人格の表現なのだ。声の評価についてはいいものがある。いかにもきれいな話しぶりは「巧言令色少なし仁」が的を射ている。
— 渡辺知明 (@WATANABE_tomo) 2017年11月30日