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オーストリア憲法裁判所は4日、民法で結婚が異性どうしに限られているのは違憲だとして、同性どうしの結婚を合法化するよう決定しました。
決定では、同性どうしの結婚を異性どうしの結婚と同様に扱うとしていて、民法の改正など必要な法整備を行ったうえで、2019年1月から同性婚が認められるとしています。


オーストリアではこれまで、同性のカップルがパートナーシップという関係を結ぶことを特別に認め、事実上の婚姻関係と見なしてきましたが、この特別な扱いが逆に差別や偏見につながっているとの指摘がありました。


地元メディアによりますと、ヨーロッパで同性婚が認められるのはオランダやドイツなどに続いて16か国目で、LGBTの団体などからは「差別をなくすうえでの大きな一歩だ」と歓迎の声が上がっています。


その一方で、ことし10月の議会選挙で議席を大幅に増やし、政権入りすると見られる極右政党・自由党からは「平等ではないものを平等に扱おうとしている」などと批判の声が上がっていて、今後、議論になることも予想されます。

#LGBT