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中国とインドは、ヒマラヤ地方の国境地帯で中国が進めた道路建設をきっかけに、ことし6月から2か月以上にわたって双方の軍がにらみ合いを続け、偶発的な武力衝突の危険性が一時、高まりましたが、その後、軍が撤退し、緊張は和らぎました。


こうした中、インドを訪れている、中国の外交を統括する楊潔チ国務委員とインドの安全保障担当のアジット・ドバル補佐官が22日、首都ニューデリーで会談しました。


会談後、インド外務省は声明を発表し「国境地帯での平和と安定は必要不可欠だ。互いの意見を尊重し双方が受け入れることができる解決策を模索していくことを確認した」として、にらみ合いが続いたことを踏まえ、国境地帯の安定に向けて互いに努力していくことで一致しました。


インドとしては国境地帯への進出を強める中国に対抗していく姿勢を示す一方で、中国は主要な貿易相手国の1つで、今後の経済成長には協力が欠かせない存在でもあり、決定的な対立は避けたい考えです。
※「チ」は竹かんむりに褫のつくり。