香港の駅に中国本土への出入り管理する施設設置へ 反発も #nhk_news https://t.co/05jZIOsflb
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年12月27日
中国南部の広東省広州と香港を結ぶ高速鉄道は、来年後半に開通する予定です。
これまでの鉄道では、中国本土への出入りを管理する施設は広州にありましたが、27日開かれた中国の全人代=全国人民代表大会の常務委員会は、先に広東省と香港の両政府で合意した取り決めを承認し、この施設を香港の高速鉄道の駅に設置することを正式に決定しました。
香港では、1国2制度のもと、中国政府による法の執行は認められていませんが、この決定によって、中国政府が香港の駅に施設を設置し、税関や鉄道警察の職員を派遣して中国の法に基づいて業務にあたる見通しになりました。
記者会見を行った全人代常務委員会の李飛副秘書長は「香港の人々の法に基づく権利や自由が損なわれることはなくよいことばかりだ」と述べ、あくまでも乗客の利便性を向上させることが狙いだと説明しました。
これに対して、香港の民主派からは、「1国2制度の在り方に影響を与えかねない」などと批判する声が上がっていて、さらに反発が強まることが予想されます。