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トランプ大統領が連邦最高裁判所の判事に指名した保守派の法律家、カバナー氏をめぐっては23日、アメリカのメディアがカバナー氏からわいせつ行為を受けたとする大学時代の同級生の女性の新たな告発を伝えました。

これについてトランプ大統領は24日、ニューヨークで記者団に対し「カバナー氏は卓越した人物だ。私は彼とともにいる」と述べ、カバナー氏を擁護しました。

そのうえで、女性が30年以上たってから被害を告発したことに触れ「これまで全く口にしてこなかったのに突然告発がなされており、私の考えでは非常に政治的だ」と述べ、告発の背後に野党・民主党がいると批判しました。

カバナー氏に対してはこれまでも別の女性が高校時代に性的な暴行を受けそうになったとメディアに告発しており、民主党はそれぞれの告発についてFBI連邦捜査局による捜査を求めるなど、徹底して追及する構えです。

さらに議会では24日、カバナー氏の承認の阻止を求める女性団体が抗議活動を行うなど波紋が広がっていて、11月の中間選挙に影響を与えるとの見方も出ています。

カバナー氏は24日、議会上院の司法委員会に書簡を提出し、2人の女性からの告発について、いずれも「明確な中傷だ」として改めて疑惑を全面的に否定しました。

そして「私の承認のプロセスを止めるための激しい、何らかの力が働いている」と述べ、議会での承認阻止に向けた野党・民主党主導の政治活動の一環だとの考えを示しました。

そのうえで27日に行われる議会の公聴会でみずからの身の潔白を主張するとしたうえで「私は脅されてこのプロセスから身を引くようなことはない」と述べ、承認を辞退することはないとの考えを強調しました。

アメリカの主要メディアは24日、司法省のローゼンスタイン副長官がホワイトハウスのケリー大統領首席補佐官に辞意を伝えたと一斉に報じました。

ローゼンスタイン副長官をめぐっては、大統領の職務遂行が不可能になった場合の地位の継承について定めた憲法修正25条の規定を利用してトランプ大統領を事実上解任することを周囲に提案していたと、先週、有力紙のニューヨーク・タイムズが伝え、進退に影響するという見方がでていました。

ホワイトハウスはニューヨークを訪れているトランプ大統領が首都ワシントンに戻る27日に副長官と会談する予定だとしていて、進退について話し合うものと見られます。

ローゼンスタイン副長官はロシア疑惑の捜査を統括する立場で、捜査について「魔女狩りだ」などと批判を繰り返すトランプ大統領との確執が伝えられていました。

ローゼンスタイン副長官が辞任すればロシア疑惑の捜査に影響が出るおそれがあるうえ、トランプ政権への審判となる中間選挙が11月に迫る中、与党・共和党への批判につながる可能性もあり、進退が注目されています。

これについてトランプ大統領は24日、ニューヨークで行われた韓国のムン・ジェイン文在寅)大統領との会談の冒頭、「ローゼンスタイン副長官と木曜日に会って何が起きているのか判断する。透明性が必要だ。副長官ときょう、話をしたが戻ってからホワイトハウスで会って話をする」と述べ、国連での一連の日程を終え首都ワシントンに戻る27日に、ローゼンスタイン副長官に会ったうえで、今後の対応を判断する考えを示しました。

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