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京都大学特別教授の本庶佑さんは、ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に選ばれたあと初めての講演を愛知県豊明市にある藤田保健衛生大学で行いました。

会場には大学の関係者や医学部の学生など2000人が集まってほぼ満員となり、本庶さんが登場すると大きな拍手で迎えていました。

講演では「驚異の免疫力」というテーマでノーベル賞の受賞理由になった免疫の力でがんを治療する薬などについて紹介し、「20世紀になって私たちは抗生物質やワクチンなどの発見で感染症を克服してきたが、今世紀は体が本来持っている免疫でがんをコントロールし、克服できる可能性が出てきたのではないかと思う」話しました。

そして医学を学ぶ学生に対して「これまで私たちは、病気を治したいという願望に応えようとする『欲求充足型』の治療に努力してきたが、これからは不安を和らげる『不安除去型』の医療も人を幸福にするという意味で同じくらい重要だ」と語りました。

3年生の男子学生は「私たちにどう生きてほしいのかを伝えている気がして感銘を受けました。『がんは治る病気になる』ということばが印象に残りました」と話していました。

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https://d1021.hatenadiary.jp/entry/20141227/1419676873(科学は進歩していても、アートが残っているような状態にとどめるということが、私たちに必要です)

ことしのノーベル平和賞
▽アフリカ中部のコンゴ民主共和国で性暴力を受けた女性の治療や心のケアを続けてきた医師で人権活動家のデニ・ムクウェゲ氏と、
イラクで過激派組織IS=イスラミックステートからの迫害を受けた少数派のヤジディ教徒の権利擁護を訴えてきた女性人権活動家、ナディア・ムラド氏の、2人が選ばれました。