#天皇家
1932年10月2日、リットン調査団による報告書が世界に公表されました。
— RekiShock(レキショック)@日本史情報発信中 (@Reki_Shock_) October 1, 2023
満州事変への対応に従事していた連盟事務局次長の杉村陽太郎はリットンについて
「ジュネーブ(≒連盟本部)でほとんどその名を知られていない三流の人物であり、器量狭小にして激しやすい性格の持ち主」 と酷評していました。 pic.twitter.com/Z9Ti6K1bwQ
1950年10月2日、アメリカで漫画『ピーナッツ』の連載が始まりました。
— RekiShock(レキショック)@日本史情報発信中 (@Reki_Shock_) October 1, 2023
主人公チャーリー・ブラウンとその飼い犬スヌーピーらの物語で、作者のシュルツが亡くなった翌日の2000年2月13日まで新聞の4コマ漫画として連載されました。
日本では1967年に単行本が刊行され、アニメやゲームも出されています。 pic.twitter.com/KMS75AfKjH
【速報 JUST IN 】ノーベル生理学・医学賞にカリコ氏ら2人 ワクチン開発に貢献 #nhk_news https://t.co/LVNeqS2d67
— NHKニュース (@nhk_news) October 2, 2023
スウェーデンのストックホルムにあるノーベル賞の選考委員会は日本時間の午後7時前に記者会見し、ことしのノーベル生理学・医学賞に、新型コロナウイルスの「mRNAワクチン」の開発で大きな貢献をした
▽ハンガリー出身で、アメリカのペンシルベニア大学の研究者、カタリン・カリコ氏と
▽同じくペンシルベニア大学のドリュー・ワイスマン氏の2人を選んだと発表しました。カリコ氏らは人工的に合成した遺伝物質のメッセンジャーRNA=mRNAをワクチンとして使うための基礎となる方法を開発しました。mRNAにはたんぱく質を作るための設計図にあたる情報が含まれています。
これを人工的に設計し、狙ったたんぱく質が作られるようにして体内で機能するようにすればワクチンとして使うことができると期待されていましたが、mRNAは、ヒトに投与すると体内で炎症が引き起こされるため、医薬品に使うのは難しいのが課題でした。
カリコ氏らはmRNAを構成する物質を別の物質に置き換えることで炎症反応が抑えられることを発見し、2005年に発表しました。
さらに、置き換えられたmRNAを使うと目的とするたんぱく質が劇的に効率よく作られることを発見し、医薬品として扱う上での大きな壁を取り除きました。この技術をもとに製薬会社がワクチンの開発に乗り出し、新型コロナのパンデミックでは記録的な速さでワクチンの開発に成功しました。この技術の柔軟性はほかの感染症のワクチンの開発にも道を開き、今後、ガンの治療などへの応用が期待されています。
選考委員会「新型コロナワクチン開発に不可欠だった」
ノーベル賞の選考委員会は授賞理由について「2人の発見は、2020年初頭に始まったパンデミックで新型コロナウイルスに対して効果的なmRNAワクチンの開発に不可欠だった」としています。
その上で「mRNAが免疫システムにどう相互に作用するかについて私たちの理解を根本から変えた画期的な発見を通じて、2人は、現代における人類の健康に対する最大の脅威の1つだったパンデミックで前例のないスピードのワクチン開発に貢献した」と評価しています。
また、授賞が決まったことを伝えた際のカリコ氏とワイスマン氏の様子について「2人はとても喜んでいた」と明らかにしました。
このうちカリコ氏は「とても感激した」と話したということです。
ワイスマン氏には選考委員会が公式発表する数分前に連絡が取れたということで「彼は感激していて、非常に感謝していた」と述べました。
安全性についての質問も
記者会見では、新型コロナウイルスのmRNAワクチンの安全性についての質問も出されました。
これに対してノーベル賞の選考委員会は「mRNAワクチンの接種は始まってまだまもないが、すでにのべ130億人が接種を受けている。副反応も限定的で大きな懸念とは考えていない。有害事象として特に若い男性で心筋炎が出ることがあるが、ほとんどの場合は軽度で、特に長期的な影響なく解消するということだ。コロナに感染する方が長期的な健康への影響がある」と述べました。
また、ワクチンに反対する動きがあるなかで、科学界や医療界はどう対応し、どう説明すべきか問われたのに対しては「このワクチンがどのように機能するのか、引き続き仕組みを説明していく必要がある。新型コロナの場合、mRNAワクチンの開発が大きなニーズを受けて、加速したのは事実だが、臨床試験が短い期間で行われたからといって安全性の確認が省略されたわけではない。臨床試験がどのように行われたのかや、数十年に及ぶ基礎研究が行われてきたことについて伝えていくべきだと思う。ノーベル賞の受賞によってこうした事実に光が当たることを願う」と説明しました。
所属するペンシルベニア大「画期的な発見」
カリコ氏とワイスマン氏が所属するペンシルベニア大学は、授賞発表の直後にSNSにコメントを投稿し「2人を誇りに思う。画期的な発見は世界的なパンデミックという難題を克服しただけでなく、今後、数十年にわたり他の多くの病気の治療と予防に大きな影響を与えるだろう」と祝福しました。
SNSには事前に撮影されたとみられる2人のインタビュー動画も投稿されていて、カリコ氏は「母が、『毎年10月にはあなたがノーベル賞をとるのではないかと思ってラジオを聞いているの。ずっと努力しているから』と言うので、わたしは『たくさんの科学者が大変な努力を続けているのよ』と説明したものです」と笑顔で語っています。
ワイスマン氏は「ノーベル賞は科学者にとって最も重要な賞で、大変な名誉です。私たち2人が力を合わせなければ、この研究は達成しえなかったと思います。これがとても重要なことだと思います」と話しています。
《研究者から喜びの声》
審良特任教授「20年かけて結実させた」
mRNAの研究には日本人の研究者も関わっていて、大阪大学の審良静男特任教授は、カリコ氏らが2008年に発表した論文に共著者のひとりとして名を連ねています。
mRNAは体内に入ると、炎症が引き起こされますが、その理由は病原体が体内に侵入したときに最初に働く「自然免疫」が活性化するためだと考えられています。
自然免疫の研究の第一人者として知られる審良特任教授はカリコ氏らとともにmRNAを構成する物質の1つ、「ウリジン」を、別の物質「シュードウリジン」に置き換えた場合の炎症の程度を調べた論文を発表しました。
この中で、マウスを使った実験で、特定の「シュードウリジン」に置き換えたmRNAを投与した場合、炎症反応が抑えられ、目的とするたんぱく質が作られる効率も通常のmRNAを投与した場合の10倍以上になることを明らかにしました。
かつて関わった研究が、カリコ氏らの受賞につながったことについて、審良特任教授は「カリコ氏の生理学・医学賞の受賞を喜ばしく思います。mRNAをワクチンに使うという発想は免疫学の立場からあったものですが、さまざまな事情から容易には開発困難と思われていました。多くの研究者が挫折する中で、カリコ氏は地道に基礎データを積み上げて、20年をかけて新型コロナウイルスワクチンという形に結実させました。カリコ氏と共同研究者の信念と粘り強い姿勢は、多くの基礎生命科学者に勇気を与えました。ともに喜びたいと思います」とコメントしています。
位高教授「非常に勇気のある人」
カリコ氏が選ばれたことについて、mRNAを使った薬の開発の研究者で、15年にわたって交流を深めてきた東京医科歯科大学の位高啓史教授は「mRNAが薬になると本気で考える人が世界中でほとんどいなかったときから、その可能性を信じて研究を手探りで進めてこられたので、非常に勇気のある方だと思っています」と話し、喜びをあらわにしていました。
また、カリコ氏の人柄については「どなたとも先入観なく接することができる気さくな方です。学会の会場でお会いしたときに、実験のノウハウなどを快くオープンに教えていただいたことをよく覚えています。そうした姿勢が最終的にはカリコ先生の仕事の成果につながったのだと思います」と話していました。
そして、今後、与える影響については、「mRNAは感染症のワクチンとして非常に広く知られる存在になりましたが、今後はほかの治療薬としても応用が大きく広がると思います。さらに多くの研究者や企業がこの分野に入ってくることを期待したい」と話していました。
山中伸弥さん「多くの人が救われた」
カリコ氏らが受賞したことについて京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥名誉所長はSNSで「カタリン・カリコ先生、ご受賞おめでとうございます。対談の機会をいただきました際に、非常に謙虚な姿勢で粘り強く研究を進めてこられたことをお聞きし、心から尊敬の念を抱きました。コロナ禍という世の中が危機感に覆われた中、mRNAワクチン技術という画期的な発明により多くの人が救われました。そのご業績に心から敬意を表します」とコメントしています。
《研究内容は》
mRNAワクチンとは
mRNAワクチンは、ウイルスの遺伝情報を伝達する物質で、体内でたんぱく質を作るための設計図にあたる情報を含むmRNAを使ったワクチンです。
新型コロナの感染拡大以降、広く接種されているファイザーやモデルナの新型コロナワクチンはmRNAワクチンで、スパイクたんぱく質と呼ばれる、ウイルスの表面にある突起を合成するmRNAが含まれています。
mRNAの情報をもとに体内で新型コロナと同じスパイクたんぱく質が作られ、このたんぱく質に対して免疫が働き、抗体が作られます。
mRNAワクチンはウイルスの遺伝情報があれば製造できるため素早い対応が可能で、新型コロナのパンデミックでは1年足らずで開発に成功し、変異ウイルスに対応したワクチンも開発され、パンデミック対策の最も重要な要素の1つとなりました。
すでにほかの感染症に対応したmRNAワクチンの開発も進んでいるほか、がんワクチンなど新たな医薬品としての活用も進むと期待されています。
源流の研究に日本人も
mRNAワクチンは、基礎的な研究が積み重なって開発されていて、源流となる研究には日本人も名前を連ねています。
古市泰宏さん
去年亡くなった古市泰宏さんは1970年代にmRNAに特徴的に見られる「キャップ」という構造を発見しました。
古市さんは蚕に感染するウイルスの研究を行う中で、mRNAの端に特殊な構造があることに気づき、帽子をかぶっているような形をしているように見えることから1975年に発表した論文で「キャップ構造」と名付けました。
キャップ構造はmRNAに含まれる遺伝情報をもとに、たんぱく質が作られるのに欠かせないもので、mRNAワクチンにつながる源流の研究として位置づけられています。
生前、古市さんは「目先の利益や応用を考えずに、物事のことわりを知りたいと研究していたことが、ワクチンに応用された。新型コロナのワクチンを接種したときには『この中にキャップが入っているんだ。みんなキャップのついたmRNAを打つんだ』と不思議な縁を感じました。効果が高いワクチンだということなので誇らしい気がしました」と話していました。
ノーベル生理学・医学賞 カリコ氏とワイスマン氏 大学で会見 #nhk_news https://t.co/SNUcZlqKz9
— NHKニュース (@nhk_news) October 2, 2023
スウェーデンにあるノーベル賞の選考委員会は2日、ことしのノーベル生理学・医学賞に、新型コロナウイルスの「mRNAワクチン」の開発で大きな貢献をした、
▽ハンガリー出身で、アメリカのペンシルベニア大学の研究者、カタリン・カリコ氏と、
▽同じくペンシルベニア大学のドリュー・ワイスマン氏の、
2人を選びました。これを受け、ペンシルベニア大学では2日、2人が出席して記者会見が行われました。
この中でカリコ氏は、「1997年、わたしたちはコピー機の前で出会いました。建物も部署も違いましたが、私たちはともに協力し、戦ってきました」と振り返りました。
ワイスマン氏は「研究資金も得られず、興味を持ってくれる人もいないなか、いつも一緒に研究をしてきました。新型コロナウイルスワクチンの有効性が認められたのは大きな転換点でした。決して諦めずに取り組み続け、いまがあると思います」と話していました。
2人は、mRNAをワクチンとして使うための基礎となる方法を開発し、新型コロナのパンデミックでは、記録的な速さでワクチンの開発が行われました。
ワクチンの開発から短い期間で受賞が決まったことについて、カリコ氏は「私たちは賞のために仕事をしているわけではありません。大切なのは人に役立つものを作り出すことです。だから選ばれるとは思っていませんでした」と述べました。
また、若い世代が科学を学ぶことの意味について問われると、ワイスマン氏は「社会が前に進むためには科学が必要です。わたしたちは子どもや孫、すべての人たちに、科学こそが世界を進展させるものだと伝える必要がある」と強調していました。
#ノーベル生理学医学賞(新型コロナウイルス「mRNAワクチン」開発・ハンガリー出身ペンシルベニア大学カタリン・カリコ/ドリュー・ワイスマン)
#コロナ(宮沢孝幸「コロナウイルスも人工的に作られてワクチンと連動しています」)
#コロナ(アメリカ・・国務省マット・ミラー報道官・USAIDから武漢研究所へのウイルス開発資金投下額)
#コロナ(後遺症・脳や肺の血栓が原因の可能性)