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WADAのリーディー会長は1日、ロンドンでのシンポジウムの後記者会見に臨みました。

会見では2015年から資格停止としていたロシアアンチドーピング機構の処分を、WADAがことし9月に条件付きで解除したことに質問が集中しました。

リーディー会長は、WADAの判断に各国の関係機関やアスリートから批判や懸念の声が相次いでいることについて、「批判している人たちはWADAが秘密裏にロシア側と交渉したなどと言っているが、それは間違っている。難しい判断だったが、正式な手順を踏んで行ってきた」と述べました。

そのうえで、「WADAが何もしなければ事態は何も変わらない。ロシアを排除するのではなく、正しい道に導くことこそがWADAの役割だ」と判断の正当性を主張しました。

今回のWADAの決定は再来年の東京オリンピックパラリンピックに向け、ロシアの参加の可能性が開ける第一歩とも受け止められていて、今後のロシアや各団体の対応が注目されます。