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公的年金の積立金を運用しているGPIFは、2日午後、ことし7月から9月の運用実績を公表しました。

それによりますと、期間中の積立金全体の収益は、5兆4143億円の黒字で、収益率はプラス3.42%でした。

市場運用分の収益の内訳は、国内株式が2兆4230億円の黒字、外国株式が2兆8823億円の黒字、外国債券が4412億円の黒字となった一方、国内債券は3365億円の赤字となりました。

その結果、GPIFが運用する積立金の総額は、ことし9月末時点で165兆6104億円と、積立金の自主的な運用が始まった平成13年以降で、最も多くなりました。

GPIFは「国内外の良好な経済指標や堅調な企業業績が支えとなり、アメリカや国内の株式市場が大幅に上昇したほか、円安基調で、収益を押し上げる結果となった」と分析しています。