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19日の国債の市場では、日本国債が買われ、価格が上昇しています。

国債は価格が上がると利回りが低下する関係にあり、長期金利の代表的な指標である10年ものの国債の利回りは一時、0.01%と、去年9月以来およそ1年3か月ぶりの低い水準となりました。

これは、世界経済の先行きへの懸念を背景に、投資家が比較的安全な資産とされる国債を買い進めているためで、アメリカの長期金利もおよそ4か月ぶりの水準に低下しています。

市場関係者は「景気の先行きの不透明さに加えて、アメリカが想定よりも早く利上げを停止するという観測が出ていることも、長期金利の低下につながっている。このためFRB連邦準備制度理事会が日本時間の20日朝、来年以降の利上げのペースをどう説明するかに注目が集まっている」と話しています。