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農林水産省は、この時期、「はくさい」や「だいこん」など8種類の野菜について、全国のスーパーなど470店の小売価格を調査して毎週、公表しています。

それによりますと、先週の全国平均の小売価格は、いずれも1キロ当たり鍋物などで需要が高い「はくさい」が127円で平年の75%、「レタス」が337円で平年の55%となるなど、葉物野菜を中心に安値になっています。

このほか、「だいこん」が112円で平年の73%、「トマト」は728円で平年の94%と、8種類のうち7種類で価格が平年を下回っています。

農林水産省によりますと、ことしは10月以降気温が高い日が多く、産地の天候や出荷量が安定しているためだということです。

一方で、「たまねぎ」は主な産地の北海道で生育が悪く在庫が少ないため、価格が267円、平年の110%と、1割高くなっています。

農林水産省は、「多くの野菜が平年の価格を下回る状況は年末にかけて続くとみられる」と話しています。