米政府機関閉鎖で与野党が非難応酬 打開の見通し立たず #nhk_news https://t.co/IqYGZPKpoh
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年12月22日
アメリカの予算編成をめぐっては、トランプ大統領が強く求めるメキシコとの国境沿いの壁の建設費を盛り込むことに野党・民主党が反発し、議会は新たな予算案を可決できず政府機関の一部が閉鎖されました。
これを受けて、22日から一部の国立公園が閉園になったほか、首都ワシントンではホワイトハウスの歴史などを紹介する施設が閉館しています。また、国の安全や国民生活に直結する業務の担当者らを除いて多くの職員が無給での業務や自宅待機を強いられるとみられます。
議会上院では22日、閉鎖の早期解除を目指して審議を再開しましたが、民主党の上下両院のトップのペロシ院内総務とシューマー院内総務は共同で声明を発表し、「トランプ大統領はアメリカを破壊的な閉鎖に追い込んだ」として大統領を強く非難しています。
一方で、与党・共和党の上院トップ、マコネル院内総務は議会で「トランプ大統領に何でも反対する民主党が閉鎖を招いた」と述べるなど非難の応酬となり、22日の審議では合意には至りませんでした。
両党は交渉を続けるとしていますが、事態打開の見通しは立たないままです。
政府機関が一部閉鎖されたことを受け、首都ワシントンでは、ホワイトハウスの歴史などを紹介する観光施設が、22日から閉館しています。建物の入り口には、閉館を知らせる紙が貼り出され、知らずに訪れた観光客の姿も見られました。
中西部オクラホマ州から家族とともに観光で訪れていた男性は「他の施設は開いていましたが、ここは閉館となっていて少し残念です。与野党にはこうした事態を回避するために、もっとしっかりと仕事をしてもらいたいです」と話していました。