ウクライナ疑惑「調査表明が米軍事支援の条件」外交官が証言 #nhk_news https://t.co/pmr9xpYQ6C
— NHKニュース (@nhk_news) October 23, 2019
トランプ大統領が民主党側の有力大統領候補のバイデン前副大統領に不利な情報を得るためにウクライナに圧力をかけたとされる疑惑で、民主党が主導権を握る議会下院では、弾劾に向けた調査が進められています。
ウクライナのアメリカ大使館のテイラー臨時代理大使は、議会下院の委員会の求めに応じて22日、証言しました。
証言は非公開で行われましたが、アメリカのメディアによりますと、テイラー氏は、バイデン氏の家族が役員を務める企業などに関してウクライナ側が調査すると表明することがアメリカによる軍事支援の条件だったと証言したということです。
またテイラー氏は、このことはトランプ大統領の意向であると、トランプ大統領の有力な支援者でEU=ヨーロッパ連合を担当するアメリカのソンドランド大使からテイラー氏に伝えられたと証言したということです。
ホワイトハウスは「トランプ大統領には何もやましい点はない」とする声明を出し、改めて疑惑を否定しましたが、民主党は疑惑を裏付けるものだとして弾劾に向けた調査で攻勢を強める構えで、トランプ大統領側と民主党の攻防は一層激しくなりそうです。
アメリカのトランプ大統領は、民主党が進めている弾劾に向けた調査について22日、「すべての共和党員は、いま目撃しているのがリンチだということを忘れてはいけない。しかし、われわれは勝つ!」とツイッターに投稿し、非難しました。
トランプ大統領としては、弾劾に向けた調査が法的な手続きに基づかないものだと主張するねらいがあるとみられます。
しかし、リンチということばは「私刑」を意味し、アメリカでかつて黒人などが集団によって殺害されたことを思い起こさせる、不適切な表現だとして批判が相次いでいます。
このうち民主党の上院のトップ、シューマー院内総務は「トランプ大統領はそのことばを決して使うべきではなかった」と述べ、批判しました。
また、共和党の上院トップ、マコネル院内総務は、民主党による弾劾に向けた調査について「不公平なプロセスだ」としながらも「わが国の歴史を考えれば、私ならこの調査をリンチに例えることはしない。残念なことばの選択だった」と述べ、不適切な表現だったという認識を示しました。
US diplomat testifies on Ukraine scandal https://t.co/qiUDHz0DRd
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Trump under fire for 'lynching' tweet https://t.co/FiMWtrdD5z
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ホワイトハウス、米紙2紙の購読を停止へhttps://t.co/eomkV0GMzl
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2019年10月23日
→購読をやめることを決めたのは米紙ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポスト
→トランプ大統領が「もうホワイトハウスに置いてあるのを見たくない」「いんちき新聞だ」と述べていたのを受けた措置とみられる