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第2次世界大戦で激戦を繰り広げたドイツとフランスは、1963年、和解を確認したエリゼ条約を調印したのを機に友好関係を発展させ、EU発足の原動力となりました。


条約の調印から55年を迎えた22日、ドイツとフランスの議会が、それぞれ相手国の議員団を招いて開かれました。


まず、ドイツの連邦議会が開かれ、出席したフランス国民議会のドルジー議長がドイツ語で「2国間の協力を深めることはヨーロッパの強化に欠かせない」と述べました。


続いて、同じ日の夕方、フランスの国民議会が開かれ、ドイツの連邦議会のショイブレ議長がフランス語で「ヨーロッパなしでは、ドイツもフランスも未来は描けない」と述べ、ともに、ヨーロッパの重要性を強調しました。


そして、両議会は、2国間のさらなる協力とEUの統合を進めるため、両政府に「新エリゼ条約」の締結を呼びかける決議を採択しました。


「新エリゼ条約」の締結は、フランスのマクロン大統領が提唱していますが、ドイツではメルケル首相が進める連立交渉が難航し政権の発足が遅れています。


両議会は、今後、今回の決議をもとに、政府への働きかけを強めることにしています。