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アメリカのリチャードソン前ニューメキシコ州知事は、ロヒンギャの人たちをめぐる問題の解決に向けてミャンマー政府が設置した諮問会議のメンバーでしたが、25日に声明を発表し、辞任すると明らかにしました。
辞任の理由について「報道機関や国連、人権団体があまりに軽視されている」などと説明しています。


また、ロヒンギャをめぐる問題を取材していた記者が機密文書を不正に入手したとして逮捕・起訴された事件について、報道の自由を守るべきだと提言したところ、アウン・サン・スー・チー国家顧問が「激怒した」とも明らかにし「スー・チー氏には指導者としてのモラルがない」と批判しています。


リチャードソン氏が辞任を表明したあとに、ミャンマー政府は意見の相違が明らかになったとしてリチャードソン氏を解任したと発表しています。


10人のメンバーからなる諮問会議は今月22日に初めての会合が開かれたばかりで、わずか数日後のリチャードソン氏の辞任表明は、ミャンマー政府が国際社会の理解を得ながらロヒンギャをめぐる問題の解決を目指すことの難しさが浮き彫りになった形です。