https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


チェコの大統領選挙の決選投票は、EUへの反発を強め、ロシアや中国寄りの姿勢をとる現職のゼマン氏と、EUとの関係を重視するチェコ科学アカデミー元総裁のドラホシュ氏の間で争われました。


投票は、26日と27日の2日間行われ、チェコの統計局によりますと、開票の結果、ゼマン氏が51%、ドラホシュ氏が49%を獲得し、ゼマン氏がわずかの差でドラホシュ氏を破って、再選を果たしました。
今回の選挙では、ゼマン氏が、地方を中心に支持を集めたのに対し、都市部ではドラホシュ氏に支持が集まり、チェコ社会の分断が明らかになりました。


チェコでは、去年10月の議会選挙で第1党になった新興の右派政党「ANO」のバビシュ党首が、先月、ゼマン氏から首相に任命され内閣を発足させたものの、今月、議会下院の信任を得られませんでした。


ゼマン氏は、バビシュ氏を、再び、首相に任命したうえで、内閣の信任を問うとしていますがバビシュ氏は、EUの補助金をめぐる不正疑惑で捜査対象になっているため批判が出ており、今後、国政の停滞が長引く可能性も出ています。