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トルコ軍は、隣国シリア国内のクルド人勢力をテロ組織と見なして軍事作戦を進めていて、これまでに戦闘員700人以上を殺害したと発表していますが、シリアの人権団体は、作戦の巻き添えとなり市民67人が死亡したとしています。


こうした中、フランスのマクロン大統領は、フランスの有力紙フィガロのインタビューで、「軍事行動はテロの脅威に対抗するためではなく、もし侵略行為と認められれば深刻な問題だ」と述べ、トルコの軍事作戦に強い調子で懸念を示しました。


これに対して、トルコのユルドゥルム首相は31日の記者会見で、「作戦の目的はテロ組織を排除し国民の安全を守ることだ。シリアの領土の一体性は守っている」と反論しました。


この問題をめぐっては24日、アメリカのトランプ大統領がトルコのエルドアン大統領と電話で会談し、攻撃を自制するよう求めたものの、トルコ軍はその後も攻勢を強めていて、トルコと欧米各国との対立が深まっています。