「平和条約交渉に否定的影響」ロシアが河野外相発言に反発 #nhk_news https://t.co/otjDVXZWBv
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年2月8日
アメリカのトランプ政権が発表した新たな核戦略に関連して、河野外務大臣は8日「現在、核の世界を不安定にしているのは、アメリカではなく、小型の核兵器の開発を進めるなどしているロシアだ」と述べました。
この発言について、ロシア外務省のザハロワ報道官はモスクワで開いた定例の記者会見で、「軍事的、政治的分野での日ロ両国の信頼醸成という優先課題に反する」と反発しました。
そのうえで、ザハロワ報道官は、「平和条約交渉を含む2国間関係全般に否定的な影響を及ぼす」と述べ日本側をけん制しました。
ロシアは、北方領土問題を含む平和条約交渉の前進に向けて意欲を示す一方、日本がアメリカから新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を導入することに懸念を示すなど、日米同盟への警戒心をあらわにしています。
外相 核戦略発言へのロシア側の批判あたらず #nhk_news https://t.co/wePV9s5M8h
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年2月9日
これについて、河野大臣は、閣議のあと記者団に対し、「アメリカの新たな核戦略で述べていることを紹介したものであり、私に対してではなく、アメリカに対して言ってもらいたい。私が新たな核戦略の作成に関与しているわけではない」と述べ、批判はあたらないという認識を示しました。