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ロシアのプーチン大統領は4日、第2の都市サンクトペテルブルクで行われた国際経済フォーラムで、各国の通信社の代表とオンラインで会見しました。

この中でプーチン大統領は日本との平和条約交渉について、去年行った憲法改正で領土の割譲が禁止されたことは「もちろん考慮しなければならない」としたものの、「平和条約の交渉を中断すべきだとは思わない」と述べました。

さらに、プーチン大統領「私たちは多くの分野で自然なパートナーだ」として、両国が協力できる分野は多いとしたうえで「双方が、戦略的に平和条約の締結に関心を持っているという理解に基づいて、協議を継続する用意がある」と述べ、交渉を続ける考えを強調しました。

ロシアの新しい憲法では、領土の割譲が禁止された一方、国境線の画定交渉は禁止項目から除外されていて、プーチン大統領としては、日本との首脳会談が2年近く行われていない中、平和条約交渉の継続を呼びかけたものとみられます。

#日露

ロシアのプーチン大統領は4日、ロシア第2の都市、サンクトペテルブルクで開かれている国際経済フォーラムで、16日にスイスのジュネーブで行われるアメリカのバイデン大統領との初めての首脳会談について発言しました。

この中でプーチン大統領「極めて低いレベルにある両国関係を調整するための方法を見つけなければならない」と述べ、冷え込んだ関係を正常化するためのきっかけを見いだしたいという考えを明らかにしました。そのうえで、会談では、2国間関係に加えて核軍縮のほか、テロや新型コロナウイルスへの対策などが主要な議題になるという見通しを示しました。

また、プーチン大統領は国営テレビの取材に対し、バイデン大統領について「経験豊かでバランスのとれた人物だ」と述べました。

アメリカとロシアの関係は、冷戦終結後、最悪とも指摘され、プーチン大統領としては、今回の会談でバイデン大統領がロシアとの関係改善にどこまで前向きなのかを探りたい意向とみられます。

アメリカ・ホワイトハウスのサキ報道官は4日、米ロ首脳会談について、ロシアが一方的に併合したクリミアなどウクライナの問題や、ロシアに拠点を置く組織による犯行とみられるアメリカへのサイバー攻撃などが議題になるという見通しを示しました。

そのうえで「われわれの目的はロシアとの関係を、より安定的で予測可能なものに近づけていくことだ。両国の利害が一致する問題について議論する機会となる」と述べ、核軍縮やイランとの核合意などについても協議するとしています。

#反ロシア#対中露戦

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