核軍縮条約めぐり 米ロ外相が互いに非難 #nhk_news https://t.co/WO8IYj8ZtY
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月16日
16日、ドイツで開かれている「ミュンヘン安全保障会議」で、アメリカのペンス副大統領とロシアのラブロフ外相がそれぞれ演説しました。
このなかでペンス副大統領は、INF=中距離核ミサイルの全廃条約の破棄を通告したことについて「ロシアがこの条約を長年にわたって違反し続けた」と述べ、ロシア側に責任があると非難しました。
これに対してラブロフ外相は、アメリカが核を搭載できる新たな巡航ミサイルや爆撃機といった兵器の開発を進めているとして懸念を示しました。
さらにラブロフ外相は米ロのもう1つの核軍縮条約、新START=新戦略兵器削減条約の期限が2021年に迫っていることについて、「ロシアには延長に向けて交渉を始める用意があるが、今のところ意味のある協議は行われていない」と指摘し、アメリカ側が協議に応じようとしないと批判しました。
新STARTは米ロ両国の大陸間弾道ミサイルや戦略爆撃機、それに核弾頭の数を制限する条約ですが、アメリカ側は延長について明確な立場を示しておらず、INF全廃条約に続き失効への懸念が出始めています。