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イスラエル軍は10日、シリアの軍事施設に越境攻撃を行っていたF16戦闘機1機が、シリア側の地対空ミサイルの反撃を受け墜落したと発表しました。
戦闘機はイスラエル領内に戻って墜落し、パイロットら2人は脱出したものの、けがをして手当てを受けているということです。


この越境攻撃についてイスラエル軍は「シリア側からイラン製の無人機が飛来したことから、これを迎撃したうえでシリア国内にあるイランの軍事施設を攻撃したものだ」と説明しています。


これに対してシリアの国営テレビは「軍事基地を攻撃するイスラエル側に反撃し、複数の戦闘機を撃墜した」と反撃の成果を強調しています。


イスラエルは、敵対するイランがシリア内戦に介入したあともシリア南部に居座り軍事拠点を築いているとして警戒を強めていて、これまでもたびたび越境攻撃を行っています。


ただ、イスラエル軍の戦闘機がシリア側の攻撃を受けて墜落するのは異例で、今後、双方の軍事的な緊張が高まることが懸念されます。

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