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訓練はイスラエル国内の学校や政府機関などで毎年、全国一斉に行われていて、イスラエルを狙って周辺地域からミサイルやロケット弾が発射されたという想定で、13日午前11時すぎに始まりました。


このうち商業都市テルアビブの小学校では教室にいたおよそ200人の児童が教師の誘導に従い、校内にあるシェルターに足早に移動しました。


イスラエルではビルや住宅を新築する場合、シェルターなどを設置することが義務づけられていますが、この小学校では化学兵器の攻撃を受けた場合に外気を遮断してきれいな空気を人工的に作り出す装置を整備するなど対策を強化しています。


小学校の校長は「緊張状態は続いており、ロケット弾は発射からわずか1、2分で飛んでくるので、訓練を通じてシェルターの場所を確認し、速やかに避難ができるようになっておくことが重要だ」と話していました。


イスラエルは先月、敵対するイランが支援する隣国シリアに対し、過去最大規模の越境攻撃を仕掛けたところ、反撃されて戦闘機が撃墜されるなど軍事的な緊張が続いています。