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シリア国営通信などによりますと、20日イスラエル軍の戦闘機4機がシリアの首都ダマスカス周辺と南部を空爆し、シリア軍の防空システムが迎撃にあたりました。

イスラエルはこれまでも、シリア内戦に敵対するイランが介入して勢力を拡大しているとして空爆を繰り返していて、今回もイスラエルのネタニヤフ首相は「シリア国内に居座るイランの勢力をたたくことは今後も変わらない戦略だ」と述べ、空爆を行ったことを事実上認めました。

一方この直後、イスラエルが占領するゴラン高原にシリア側が反撃して発射したと見られるミサイル1発が飛来し、イスラエル軍の防空システムがこれを撃ち落としました。

ゴラン高原のスキー場を訪れていた観光客が撮影した映像では、上空にシリアのミサイルの軌跡と見られる白い雲が写っています。

イスラエル空爆に対してシリア側が反撃に出るのはまれで、このあと双方の間で衝突がエスカレートすることが懸念されます。

イスラエル軍は21日未明、前日に続いてシリアの首都ダマスカス周辺などで大規模な空爆に乗り出し、「シリア国内にいるイランの精鋭部隊を攻撃するために空爆を始めた」と声明を出しました。

一方、シリア国営通信は「イスラエル軍が激しい空爆を仕掛けていたのでシリア軍は防空システムで対処している」として交戦中であることを伝えています。

首都ダマスカスでは、イスラエル軍空爆によると見られる大きな爆発音が鳴り響いていることも確認されています。

双方の間では、イスラエル軍20日にシリア各地を空爆し、これに対し、シリア側が反撃して発射したミサイル1発がイスラエル側に飛来し、緊張が高まっていました。

イスラエルのネタニヤフ首相は20日、「シリア国内に居座るイランの勢力をたたくことは今後も変わらない戦略だ」と述べ、強硬な姿勢を崩していません。双方の間でさらに衝突が拡大することが懸念されます。

イスラエル軍は21日未明、隣国シリア国内に展開し、敵対関係にあるイランの精鋭部隊の武器庫や訓練施設、それにシリア軍の防空システムの拠点など、合わせて10か所以上を空爆したと映像とともに発表しました。

攻撃の理由について、イスラエルは、前日のイスラエルによる空爆への反撃として、シリア国内にいるイランの部隊がイスラエル側にミサイル1発を発射したことへの報復だとしています。

これに対して、シリア国営通信は「イスラエル軍の波状攻撃に対してわがシリア軍が迎撃し、被害を防ぐことができた」として空爆による被害はないとしていますが、シリアの複数のメディアはシリア軍の兵士4人を含む10人以上が死亡したと伝えています。

双方による攻撃の応酬はいったんは収まっていますが、空爆を受けたシリアとイラン側がイスラエルに対して何らかの反撃に出た場合、衝突が再燃することが懸念されます。

敵対するイスラエル軍による空爆について、イラン軍のナセルザデ司令官はイスラエルと戦い、地球上から消し去る準備ができている」と述べ、強い表現でイスラエルへの報復を示唆しました。

シリア内戦でアサド政権を支援したイランは、今もシリア国内に精鋭部隊の革命防衛隊を展開して、軍事顧問の派遣や武器や装備品の支援を行っていて軍事的な関与を続けています。

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