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来年の天皇陛下の退位と皇太子さまの即位に向け、政府は皇太子さまの「即位の礼」の検討も本格化させています。


このうち、国事行為として最初に行われる見通しの、歴代天皇に伝わる剣やまが玉などを受け継ぐ「剣璽等承継の儀」(けんじとうしょうけい)については、前回、天皇陛下に「供奉」する、つまり付き従う皇族は男性のみだったことから、今回、前例が踏襲されるかが焦点の1つになっています。


これについて、菅官房長官は16日の閣議のあとの記者会見で「即位の儀式は、平成の代替わりの例を踏襲することを基本として、今後、検討することになっている」と述べ、新天皇に付き従う皇族に女性は含めず、男性のみとしてきた前例を踏襲するのが基本だという考えを示しました。


一方、政府は、この儀式に参列する閣僚については女性も容認する方向で検討していて、前回は閣僚が全員男性だったため、今回、実現すれば、この儀式に初めて女性が参列することになります。