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 佐川宣寿・前国税庁長官の証人喚問だけでは森友学園疑惑の全容解明にはたどりつかない。問いただされるべきは、安倍晋三首相の妻昭恵氏だからだ。欠けていたピースが少しずつ埋まり、像を結ぶ。そこに映るのは、疑惑の主役・首相夫妻にほかならない。


「“安倍丸”は沈没寸前だ。総裁3選はもうあり得ない。来年の参院選は違う顔でやるしかない。辞任は、安倍首相がどのタイミングで決断するかだ」


 安倍首相の出身派閥・清和会(細田派)幹部からも、こんな声が聞こえ始めた。森友学園への国有地貸し付け・売却を巡る疑惑とそれぞれの決裁文書の改ざん問題は、政権の体力を確実に奪っている。

 佐川氏に全責任を負わせようという政権の“卑劣なシナリオ”は、既に破綻したも同然なのだ。

 元経産官僚の古賀茂明氏は「官僚は安倍政権の強権的な人事に恐怖を感じています。集団的自衛権行使を一部容認する憲法解釈変更を巡っては、官邸の意に沿う人物を内閣法制局長官に据えました。刃向かう官僚は、個人攻撃までされる。それなら、従順に顔色をうかがっていようという悪循環が生じてしまいました」。


 安倍政権の倫理観はものすごくて、直接的な指示のような、決定的な有罪の証拠がない限り何をやってもいいという感覚になっている。だから、どんなに行政の信頼を損ねても悪びれもしないのです。これではいくら証人喚問をやっても値引きや文書改ざんの真相、責任の所在は明らかにならない。


 今の政治の仕組みは安倍首相が何を言おうが言うまいが、安倍一強で下の者は逃げ道がない。安倍首相の意向に沿って動くしかない。恐怖政治のような状況です。


 その仕組みを変えるためにはマスコミの力が大きいのですが、そのマスコミ、特にテレビ局が権力に抑えられています。

 安倍首相は官僚には「情報公開や文書の管理はしっかりやってください」と言いますが、要は「俺に迷惑かけるなよ」と言っているようなものです。


 今回、安倍政権が逃げ切ったとしたら、いくら綱紀粛正、官僚の襟を正すと言っても絶対にできません。安倍忖度が蔓延、加速化し、安倍すり寄り政策、行動が増えるでしょう。それを変えるためには一回リセットして、政権を変えるしかない。恐怖政治を葬り去らない限り、行政の崩壊は止まらないと思います。


3月27日に行われた佐川氏の証人喚問は今までにないような異例の行動が多くありました。特筆すべきは佐川氏が国会に来た時に使っていた黒塗りのハイヤーで、政治評論家の田崎史郎氏もテレビ番組の中で「驚いた」とのコメントをしています。


昨年の籠池前理事長の証人喚問ではタクシーが使われていましたが、基本的にはタクシーか公用車です。黒塗りのハイヤーで与党系の弁護士を引き連れて登場した佐川氏は色々と異例ばかりで、この時点で優遇されていることが分かります。


また、国会答弁にも複数の疑問点が見られ、官邸からの「指示」はハッキリと否定しましたが、森友文書の改ざん命令については具体的な言及を避けていました。
政府与党は佐川氏の答弁をもって「関与はなかった」と断定していますが、佐川氏だけの話で確定して良いのか疑問があると言えるでしょう。


加えて言えば、籠池前理事長の時は「詐欺罪で起訴されているから信用出来ない」などと与党議員はコメントしていました。与党系の弁護士を通じて佐川氏とやり取りをしていた可能性も捨て切れず、何だか色々と腑に落ちない証人喚問だったと感じるところです。


西村氏と言えば通産省のキャリア官僚出身で、安倍首相の側近中の側近だ。森友問題では、「官邸と自民党の連絡役を担っていた」(政治部デスク)という。

八木秀次と統一教会(家庭連合)の関係 総まとめ – 政教ノート

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180327#1522147872(安倍一味=日本会議統一教会北朝鮮=「朝鮮悪」)

#政界再編#二大政党制