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3月29日から北朝鮮の首都ピョンヤンを訪問しているIOCのバッハ会長は、現地でAP通信の取材に応じました。この中でバッハ会長は、30日、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長と30分にわたって会談したことを明らかにしました。


バッハ氏によりますと、キム委員長は再来年の東京オリンピックと4年後の北京オリンピックへの北朝鮮の参加に前向きな考えを示したということです。


キム委員長は、今月28日まで中国を訪問して習近平国家主席と会談したばかりで、対外的に活発な動きを見せています。


北朝鮮としては、東アジアで開催される一連のオリンピックに参加する意向を示すことでIOCとの関係も強調し、国際社会との融和的な姿勢を印象づける狙いがありそうです。


IOCのバッハ会長は31日まで3日間ピョンヤンに滞在し、一連の日程を終えたバッハ会長を乗せたと見られる北朝鮮国営のコリョ(高麗)航空機が中国・北京の空港に到着しました。


AP通信によりますと、バッハ会長は30日、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長と会談し、キム委員長は再来年の東京オリンピックと4年後の北京オリンピックへの参加に前向きな考えを示したということです。


31日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は1面に会談の写真を掲載し、この中で、キム委員長が「凍りついていた南北関係がオリンピックを契機に劇的に雪どけしたのは、全面的にIOCのおかげだ」と述べ、ピョンチャンオリンピックへの北朝鮮選手の出場について感謝の意を示したと伝えています。
そのうえで、「IOCとの協力関係が引き続き発展することを願う」と述べて、バッハ会長が今後も北朝鮮を訪問するよう求めたとしています。


北朝鮮としては、IOCとの関係強化を図るとともに、一連のオリンピックに参加する意向を示すことで、国際社会との融和的な姿勢を印象づける狙いがあると見られます。


この中で、ムン特別補佐官は、来月27日に行われる南北首脳会談について「北との協議では、優先順位を決めなければらない。核兵器、人権、化学兵器などさまざまな問題があるが、今は核問題を優先しなけれならない」と述べ、北朝鮮に対し、非核化を強く求めていく姿勢を強調しました。


そのうえで、「北が非核化に向けた具体的な行動を見せれば、われわれも制裁を緩和できる」と述べ、非核化に向けた一定の行動があれば、国際社会に対して制裁を緩めるよう働きかける可能性を示しました。


また、ムン政権は去年発足したばかりで、まだ4年以上の任期が残っていることから、南北の首脳会談を定例化し、北朝鮮との協議を重ねることで「多くの成果が得られるのではないか」として、時間をかけて北朝鮮と交渉を行っていくことにも意欲を見せました。


これは、安保理が採択した北朝鮮制裁決議の実施状況を調べる北朝鮮制裁委員会が、アメリカ政府から先月提出された追加制裁の対象リストを検討した結果、発表したものです。


それによりますと、制裁委員会は、北朝鮮をはじめ、中国、パナマ、それにシンガポール船籍の石油や石炭を運搬する27隻のタンカーと、これらの船舶を所有する21の海運会社などが、安保理の制裁決議に違反して洋上で北朝鮮船籍の船舶に石油精製品などを積み替える、いわゆる「瀬取り」に関与していた疑いがあるとして、入港禁止や資産凍結の対象に追加指定しました。


この中には、ことし1月、海上自衛隊のP3C哨戒機が東シナ海の公海上で横付けしているのを確認した北朝鮮船籍とドミニカ船籍のタンカーも含まれています。


アメリカのヘイリー国連大使は声明を発表し、「北朝鮮への圧力を最大化し、海上での密輸を封じ込めるわが国と安保理による努力の結果だ」と述べたほか、日本の安保理外交筋も「対話が進行するこのタイミングで、安保理が圧力強化に向けた一致した意思を示せたのは大きな成果だ」と述べて、北朝鮮による制裁逃れを封じることに期待を示しました。

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 河野太郎外相は31日、高知市で講演し、北朝鮮が新たな核実験に向けた準備と受け取れる動きを見せていると明らかにした。「(過去に)核実験をした実験場で、トンネルから土を運び出し、次の核実験の用意を一生懸命やっているのも見える」と述べた。米国提供の衛星画像を踏まえた発言とみられる。


 実現の見通しが立っていない日朝首脳会談について、河野氏は「日本は何もしなくていいのかという評論家がいるが、別に何もしなくても構わない」と強調。「北朝鮮から『さあ、平壌へ来てください』と言われ、みんながこぞっていくようなことになったら足元をみられる。焦る必要は全く無い」と説明した。