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スイスの金融機関「BCP」は29日、NHKの取材に対して、アメリカがことし8月以降経済制裁を順次再開するのを前に、イランでの新規の取り引きをすべて停止したことを明らかにしました。


3年前に核合意が結ばれ、経済制裁が解除されてから、イランにはヨーロッパの中堅金融機関が相次いで進出し、BCPは医療や農業などの分野で企業の決済を担っていました。


イランに進出したヨーロッパの金融機関ではドイツの銀行も今月、7月以降の取り引きを停止すると発表していて、ヨーロッパの金融機関がイランでのビジネスを取りやめる動きが相次いでいます。


イランは、アメリカが離脱したあとも核合意を維持するため、ヨーロッパの主要3か国との間で協議を行っています。


イラン側は、アメリカが制裁を発動してもヨーロッパとイランの間の貿易や金融取り引きが続くよう求めていますが、ヨーロッパの金融機関が相次いで撤退するなかイランを取り巻く状況は厳しさを増しています。