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アメリカ、ホワイトハウスのサンダース報道官は5日、ツイッターを通じて、来週12日の米朝首脳会談は、シンガポールのリゾート地、セントーサ島にある「カペラホテル」が会場だと発表しました。


セントーサ島は、離島という隔離された環境であることから警備の面で優れているとして、首脳会談の開催場所の候補の1つと見られてきました。


また、シンガポール政府は5日、セントーサ島とその周辺を厳重な警備の対象とする「特別行事区域」に指定すると明らかにしています。


会談の開催場所が決まり、トランプ大統領キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長の宿泊先がそれぞれどこになるのかも注目されています。


一方、トランプ大統領は、これに先立って、みずからのツイッターに「シンガポールでの北朝鮮との会談は、何か大きなことの始まりになることを期待する。まもなくわかるだろう」と投稿し、史上初の米朝首脳会談を成功させ、北朝鮮の非核化に道筋をつけることに意欲を示しました。


知日派で外交・安全保障政策の専門家として知られるアメリカのアーミテージ元国務副長官は、トランプ大統領が先週、北朝鮮に対し、「最大限の圧力という言葉は、もう使いたくない」と融和的な姿勢を見せたことについて、「北朝鮮は譲歩を引き出すことにたけている。完全で検証可能かつ不可逆的な非核化に取り組むかどうかは不明だ」と述べ、トランプ政権が北朝鮮が、非核化に取り組むより前に制裁圧力を緩和することに懸念を示しました。


そのうえでアーミテージ氏は、北朝鮮が関係を改善させている韓国や中国からも、今後、圧力の緩和を求める声が強まることが予想されるとして、「以前、トランプ大統領が、安倍総理大臣と一致したとおり、最大限の圧力を維持すべきだ」と述べ、非核化の実現のためには日米が連携して最大限の圧力をかけ続けることこそが重要だと強調しました。


また、核開発に関するデータが完全に破棄されないかぎり、北朝鮮はいつでも核兵器を製造できると指摘し、データの廃棄が非核化に向けて最も重要な鍵になるという考えを示しました。