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沖縄本島北部の「やんばる国立公園」に新たに編入されたのは、おととし日本に一部返還されたアメリカ軍北部訓練場の跡地の9割を含むおよそ3700ヘクタールの森林地帯です。


日本政府は、「やんばる国立公園」を含む沖縄県沖縄本島北部と西表島、鹿児島県の奄美大島と徳之島について、世界自然遺産への登録を目指し、去年2月ユネスコに推薦書を提出しました。


しかし、先月、ユネスコの諮問機関IUCN=国際自然保護連合が、北部訓練場の跡地を世界自然遺産の推薦地に統合するよう求め、登録の延期を勧告したため、日本政府は今月1日、推薦書を取り下げていました。


環境省によりますと、北部訓練場の跡地も国立公園と同様に亜熱帯照葉樹林が広がり、ヤンバルクイナなど希少な固有種が生息していることが確認されたということです。


中川環境大臣は29日の会見で「編入された区域の大部分を推薦地に追加することで、IUCNの指摘に対応することになり、早期の登録に向けた大きな一歩になる」と述べ、早ければ来年2月までに推薦書を出し直し、再来年の登録を目指す考えを示しました。