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ロシアのラブロフ外相は、アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領との首脳会談が今月16日に行われるのを前に、ロシア国営のテレビ局RTで番組を持つアメリカ人のキャスター、ラリー・キング氏のインタビューに応じました。


この中でラブロフ外相は、首脳会談について「理想的な成果は国際社会や両国の利益のために双方が協力できる、すべての問題の対話チャンネルを再開させることで合意することだ」と述べて、核軍縮の問題をはじめ、関係悪化で途絶えていたテロ対策やエネルギーなどをめぐる対話を始めることで合意したいという考えを示しました。


また、アメリカ大統領選挙サイバー攻撃などでロシアが干渉したとされる、いわゆるロシア疑惑に関連して「この問題についても話し合う用意がある」と述べました。
ロシア疑惑をめぐっては、アメリカでロシア軍の情報機関の当局者ら12人が起訴され会談への影響も注目されましたが、ラブロフ外相としては首脳会談でロシア疑惑も含めて率直に意見が交わされることで関係改善が図られることに期待を示しました。

一方、アメリカのトランプ大統領は、ロシア軍の情報機関の当局者ら12人が起訴されたことについて14日、ツイッターに投稿し「オバマ政権の時のことでありトランプ政権ではない。オバマ大統領は大統領選挙前の9月にFBI連邦捜査局から報告を受けていたのになぜ何もしなかったのか」として、責任は当時のオバマ政権にあると改めて主張しました。