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 まず、内乱罪(刑法77条)の保護法益は「憲法が定める統治機構の基本秩序」であるが、森友・加計問題などが明らかにした「権力の私物化」は憲法が定めた民主政治の破壊以外の何ものでもない。


 また、内乱罪が成立するためには「暴動」が不可欠であるが、それは集団による組織的な暴行・脅迫を意味するが、その暴行には単に乱暴な行為だけでなく「不正な行為」も含まれるといわれている。さらに、脅迫とは、「ある行為を行わせようとしておどす」ことである。そうすると、官僚に対する人事権を有する者が昇進と左遷を意識させながら「自分の友人の優遇」やそれを隠蔽するための「公文書改ざん」などを求める組織的圧力も「暴動」と呼べなくもない。


 加えて、内乱予備罪(刑法78条)とは内乱の準備をすることである。それは物資の調達や参加者の勧誘などをいうが、それには「言葉による誘導」も含まれる。となると、「みっともない憲法だ」「改憲ヒトラーに学べ」「私と妻は無関係だ」などと明らかに不適切な発言で属僚たちの忖度を招いたといわれている高官たちの関与も問われてくる。


 このような解釈が、罪刑法定主義(人権尊重)の観点から刑法を厳格に解釈・適用する検察官の同意を得られるとは思わないが、それは事柄の本質を突いているのではないか。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180623#1529750492

#演劇ルート


 作家の石原慎太郎氏(85)は、1958年に若手作家らで作った「若い日本の会」で浅利氏と意気投合。「彼は演劇の先覚者、革新者の一人。1960年ごろは若手の芸術家が台頭してきた時期で、新しいオリジナルのものを若手に書かせて演劇で表現していた。僕も『狼(おおかみ)は生きろ豚は死ね』という作品の演出をしてもらった」と話し、浅利氏死去を惜しんだ。


 63年に完成した東京・有楽町の日生劇場では、ともに建設や運営に尽力。「(浅利氏が)米国のミュージカルを日本に持ってくる端緒を開いた。僕は『キャッツ』や『オペラ座の怪人』みたいな猿まねのミュージカルはやるなよって言ったんだけどね。新劇の世界を2人で変えたという思いはありますよ」と振り返った。


 75年に石原氏が東京都知事選に初めて立候補した際に、浅利氏は選挙参謀も務めたという。「参謀ってほどのもんじゃないよ。でも彼は政治が大好きだったなあ」

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180714#1531565358新国立劇場