中国 習主席を批判の元教授 ラジオ局の電話取材中に連行 #nhk_news https://t.co/29EkFW4jCR
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年8月3日
アメリカ政府が出資するラジオ局「ボイス・オブ・アメリカ」によりますと、山東省の元大学教授孫文広氏が1日、自宅でラジオの討論番組の電話取材に中継で応じていた際に、突然、公安当局に踏み込まれて連行されました。
孫氏は先月、習近平国家主席が中東・アフリカを訪問するのに合わせて、巨額の援助や投資をする「ばらまき」をやめるべきだとする意見を発表していて、この日の討論番組でも同様の発言をしていたということです。
ラジオ局がホームページ上で公開している、当時録音された音声には孫氏が7、8人の公安当局者が来たなどと状況を説明したあと「私には言論の自由がある」という孫氏の声とともに電話が切れる様子が記録されています。
このラジオ局はその後、孫氏と連絡がとれない状況が続いているとしていて山東省の山荘に軟禁されているという情報があると伝えています。
中国では、習近平指導部のもと、当局に批判的な言論への締めつけが強まっていて、知識人などが言論を理由に拘束されたり圧力を受けたりするケースも相次いでいます。