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今月16日に始まった5年に1度の中国共産党大会は、22日、7日間の日程を終えて閉会します。

22日は、党の最高規則にあたる「党規約」の改正案が採択され、習近平国家主席の、共産党での核心的な地位と、思想の指導的な地位を確立するという意味の、習主席への忠誠を示すスローガン「2つの確立」が盛り込まれる見通しです。

22日は、最高指導部である政治局常務委員会のメンバーを選出する権限がある、およそ200人の中央委員が選ばれます。

このなかで69歳の習主席は「68歳で引退する」という慣例を破って、中央委員に選出される見込みで、習主席が選ばれれば、党トップとして異例の3期目入りするのは確実とみられます。

新たな中央委員は、23日にも党の重要会議「一中全会」を開いて、最高指導部のメンバーを選出する見通しです。

今回の党大会では、習主席が新指導部のメンバーに側近とみられる人物をどれだけ抜てきするのか注目されています。

前回、5年前の党大会では、習主席を含め現在7人いる最高指導部の「政治局常務委員」に栗戦書氏や王滬寧氏など、習主席を長年支えてきた人物が選ばれました。

さらに、政治局常務委員を含むトップ25人の「政治局委員」も習主席がかつて地方で勤務していたときの部下など、多くの側近が昇格しました。

このうち、習主席が浙江省上海市でトップを務めたときの部下で、重慶市トップの陳敏爾氏や、習主席を補佐する中央弁公庁で主任を務める丁薛祥氏などが最高指導部のメンバーに抜てきされるか注目されます。

一方、同じく習氏の部下だった上海市トップの李強氏は新型コロナウイルスの感染対策で厳しい外出制限をめぐって住民の反発が根強いとされ、批判を押し切る形で最高指導部入りすれば習主席の権力基盤がさらに盤石になるという見方が出ています。

中国共産党の青年組織「共青団」=共産主義青年団胡錦涛国家主席李克強首相を輩出するなど、党の指導者につながるエリートを育成する機関として存在感を示してきました。

これまでは、共青団の幹部を経験することで党内で強固な人脈を築くことができるとされてきましたが、習主席が党のトップに就任してからは、予算を大幅に減らされるなど影響力の低下が指摘されています。

また、共青団の団員数も去年末の時点で7371万人と、習近平指導部が発足した2012年末の8990万人からおよそ2割減りました。

習主席は、ことし5月共青団創立100年の式典で「共産党がなければ共青団はない。党の指導を堅持してこそ中国の青年運動を正しい方向に進めることができる」と述べ、党の指導に従うよう強調しました。

こうした中、今回の党大会では、かつて共青団の幹部を務めた序列4位で政治協商会議トップの汪洋氏や、共青団トップの第1書記を務めた胡春華副首相などの出身者がどのようなポストに就くか注目されています。

中国では、共産党大会に合わせて党の歴史にゆかりのある場所では連日、統治の成果がアピールされていました。

このうち、上海の観光地にある施設は、共産党が100年余り前に初めて党大会を開いたとされるものです。

施設には党の関係者だけでなく、一般の人も党の宣伝する歴史を学ぼうと連日訪れています。

施設に来た40代の男性は「共産党のもと祖国や人々は成長し発展した。非常に感慨深い」と話していました。

施設のとなりには党の記念館も整備され、歴代の指導者などが紹介されていますが、中でも習主席が大きく取り上げられています。

ただ、民主化運動を武力で鎮圧した1989年の天安門事件で失脚した指導者などについて触れる展示はありません。

中国共産党大会が開かれている首都北京にある書店では、習近平国家主席などの本を並べたコーナーが設けられています。

北京の中心部にある書店の入り口には「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」という習主席の名前を冠した指導思想を学ぶ本を取り上げた特別な売り場が設けられています。

売り場には、このほか習主席が河北省や福建省など地方でキャリアを積んだ際のエピソードをまとめた本だけでなく、かつて副首相を務めた父親の習仲勲の本も並び、一般の人々に対して習主席の権威を強調する動きの一つだと受け止められています。

書店によりますと、習主席の演説などを収録し、表紙に大きな顔が描かれた「習近平国政運営を語る」という本が、最も売れているということです。

書店の担当者は、「店に入れば、共産党や政治が主要なテーマの書店だとわかるでしょう。習近平国家主席に関する本はすべてあります」とアピールしていました。

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#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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