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アメリカは今月7日、イラン核合意からの離脱に伴って経済制裁を発動しましたが、一方でトランプ大統領は首脳会談に前向きな考えを示すなど、イランに揺さぶりをかけています。


こうした中、イランの最高指導者ハメネイ師は13日、国民向けの演説で「アメリカは交渉で譲歩を引き出すとすぐに約束を破る。核合意がそのよい例だ」と述べて、国際的な枠組みから一方的に離脱したトランプ政権は信用できないと非難しました。


そのうえで「われわれはアメリカと戦争もしなければ交渉もしない」と述べて、首脳会談の呼びかけに応じない考えを示しました。


ハメネイ師が公の場でトランプ大統領との首脳会談に言及するのはこれが初めてです。


今回の発言でイランはアメリカの揺さぶりに動じない姿勢を示しましたが、アメリカもさらに圧力を強める構えで、両国の対立は一層深まっています。