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ミャンマー軍が主導した治安部隊は、去年、西部ラカイン州で行った軍事作戦の中で、少数派のロヒンギャの住民を迫害したと指摘され、事実の解明を求める国際的な圧力が強まっています。


これに対し、ミャンマー軍は、過去にロヒンギャ側に残虐行為があったなどと主張する本を発行して宣伝活動を展開していましたが、ロイター通信は先月、本には軍が主張する内容とは関係ない複数のうその写真が掲載されていたと報じました。


こうした中、ミャンマー軍が発行する新聞は3日、誤りがあったことを認める異例の謝罪文を掲載しました。


謝罪文では、間違いを指摘されたうち2枚の写真について「誤って掲載されていたことがわかった。読者と写真の所有者におわびする」としています。


この本をめぐっては、国際的な人権団体が「歴史をねじ曲げるプロパガンダであり、軍による虐殺を正当化しようとしている」と指摘し、軍への批判が高まっていました。


ミャンマー軍としては、本を発行してロヒンギャの住民を迫害したという指摘に対抗するつもりでしたが、逆に批判を招く結果となり、早期に間違いを認めることで意図的なねつ造ではなかったと主張する狙いがあったとみられます。