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中東を歴訪しているアメリカのポンペイ国務長官は10日、エジプトの首都カイロで中東政策について演説しました。

この中でポンペイオ長官は、アメリカ軍のシリアからの撤退について、「テロとの戦いが終わるまでアメリカは引き下がらない」と述べ、中東地域に関与し続ける姿勢を強調しました。アメリカ軍の撤退で力の空白が生じることへの関係国の不安を払拭(ふっしょく)するねらいがあるものとみられます。

また、アメリカが敵対するイランについて、「イランの悪意ある行動を抑え込むため、すべての国の協力を求める」と述べ、湾岸諸国やエジプト、ヨルダンからなる戦略的な同盟関係の構築を進めていく考えを改めて示しました。

一方、ポンペイオ長官は10年前、同じカイロでオバマ前大統領が中東政策を打ち出したことを引き合いに出して、「伝統的な友好国をないがしろにし、イランをつけあがらせた」などと痛烈に批判し、演説は前政権との違いをことさらに強調する内容となりました。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2019/01/10/200320(米国務長官イラク首相と会談)