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この事件は2000年10月、イエメンの港に停泊していたアメリカ軍の駆逐艦「コール」に爆発物を積んだボートが突っ込んで爆発し、兵士ら17人が死亡したもので、事件に関わったとして、国際テロ組織「アルカイダ」の工作員だったジャマル・バダウィ被告が、殺人やテロなどの罪でアメリカで起訴されていました。

アメリカ国防総省は6日、今月1日にイエメンで行った空爆でバダウィ被告を殺害したことが確認されたと発表しました。

トランプ大統領ツイッターに、「駆逐艦コールへの攻撃で犠牲になった英雄たちのためにわれわれの偉大な軍が正義をもたらした。事件の首謀者を殺害した」などと書き込み成果を強調しました。

バダウィ被告は、事件に関連してイエメン当局に拘束され、有罪判決を受けたものの、2006年に刑務所から脱走し、アメリカの司法当局が500万ドル(5億4000万円余り)の懸賞金をかけて行方を追っていました。

アメリカは、これまでも中東のイエメンで空爆を行い、事件に関わったとされるアルカイダのメンバーらを殺害しています。

トランプ大統領は先月、過激派組織IS=イスラミックステートを打倒したとして、中東のシリアからアメリカ軍を撤退させる方針を明らかにしました。

これについて、ホワイトハウスで安全保障政策を担当するボルトン大統領補佐官は6日、訪問先のイスラエルで、アメリカ軍の撤退はISの壊滅と、アメリカに協力してきた現地のクルド人勢力の安全の確保が条件になるという考えを示しました。

ボルトン補佐官はイスラエルに続いてトルコを訪れる予定で、クルド人勢力をテロ組織と見なし、軍事作戦を行う構えも見せるトルコ側と今後の対応について意見を交わすことにしています。

また、トランプ大統領は6日、記者団に対してシリアからアメリカ軍を撤退させる考えを改めて強調する一方で、最終的な撤退は「ISがいなくなってからだ」と述べました。

アメリカ国内では、撤退方針の表明後、時期尚早だなどとして批判や懸念の声が上がっており、トランプ大統領はその後、撤退を急がない考えを示していましたが、この日の発言は「ISに勝利し打倒した」とする当初の宣言から、より慎重な姿勢に転じた形です。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/29/200320(米軍シリア撤退でクルドとアサド政権が接近 勢力図に変化)