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コンゴ民主共和国では、今のカビラ大統領が3年前に任期が終わってからも権力の座にとどまっていましたが、国内外の批判を受けて、先月30日に大統領選挙が行われ、カビラ大統領の側近のほか複数の野党候補が立候補し激しい選挙戦となりました。

選挙管理委員会は10日未明(日本時間の10日昼前)、開票の結果、最大野党を率いるチセケディ氏が当選したと発表しました。

これにより、反対派のデモを弾圧するなど18年間に及んだ今のカビラ大統領のもとでの強権的な政治が終わり、1960年の独立以来、初めての平和的な指導者の交代に期待が出ています。

しかし、カビラ政権の影響が強い治安機関の動向を含め、政権交代が順調に進むかどうかは予断を許さないほか、今回の選挙で有力とされていた別の野党候補が異議を唱え、支持者が強く反発することも予想されます。

こうしたことから、開票結果の発表を前に、アメリカ政府が自国民に対して速やかにコンゴから出国するよう促すなど、混乱の広がりも懸念されています。