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FRBは、先月の会合で追加の利上げを決めた一方、ことしの利上げ回数についてはこれまでより減らす想定を明らかにしました。

9日に公表された先月の会合の議事録によりますと、会合の参加者からは、「株価が下落し、景気が減速するという懸念が増していることから、今後の利上げの幅や時期は不透明になった」という指摘が出されました。

また、物価の上昇も限定的なため、多くの参加者が、「追加の利上げに踏み切らなくてもよいだろう」という考えを示し、さらなる利上げに慎重な意見が出されました。

FRBのパウエル議長も、先週4日のイベントで、今後の金融政策について「迅速に、そして柔軟に政策を変更していく備えがある」と述べて、景気の動向しだいで利上げをいったん休止することも含め、柔軟に政策運営にあたる姿勢を示しています。

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