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中国国営の新華社通信によりますと、ことしで中国とアメリカが国交樹立40年となるのを記念し、10日に北京の人民大会堂で歓迎式典が開かれ、中国の王岐山国家副主席やアメリカのブランスタド大使など双方から300人余りが参加しました。

この中で中国側を代表して王副主席があいさつし、この40年で両国の貿易や人の往来などが増え協力は各分野に広がっていると強調しました。

一方で、貿易摩擦などの対立を念頭に、王副主席は「双方は、主権や発展のための利益を互いに尊重し、意見の違いは協議を通じて解決することを堅持しなければならない」と訴えました。

そして、「40年がたち両国関係は再出発し、新たな現実に対応しながら双方は互いの利益を拡大し実務協力を深めていくべきだ」と呼びかけました。

王副主席をめぐっては、かつてアメリカとの貿易交渉も担当するなど外交経験が豊富で、今月スイスで開かれる世界の政財界のリーダーが集まる国際会議に出席する予定であることから、この場でトランプ大統領と会談して意見を交わすかどうかについても注目が集まっています。

米中両国は先月の首脳会談で、アメリカ側が中国からの輸入品への関税を引き上げる制裁措置の発動を3月1日まで猶予したうえで貿易問題などで交渉することで一致し、その最初の直接協議として次官級の協議が9日までの3日間、北京で行われました。

ムニューシン財務長官は10日、記者団に対して「中国の劉鶴副首相が今月中に訪米する可能性が高い。政府機関の一部閉鎖の影響はなく、協議を続けていく」と述べ、今月中に閣僚級の協議を行うという見通しを示しました。

次官級の協議では、貿易赤字の削減に向けて、中国によるアメリカの産品の購入では一定の成果があったと見られます。

ただアメリカ側が構造的な改革を求めている知的財産権の侵害などの問題は先送りされ、まだ大きな隔たりがあるものとみられ、3月1日の交渉期限に向けて、閣僚級の協議では厳しいやり取りが交わされる見通しです。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2019/01/09/200230(米中貿易問題 次官級協議の日程延長 知的財産権など焦点)